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2017年1月25日

あの時の色

先日、とうに壊れていた、1本のスプーンを捨てた。

ピンクの柄の、大の男が使うような品では無かった。

それでも、感無量に。

なぜか?

隔離病室に入れられた時に、病院スタッフから、手渡された品だったのだ。

当時、動くのは、左ひじから先が、かろうじて、という状態。

そこを使って、自分で食事を摂るための、道具として。

さすがに、利き腕ではない左で、箸というのは、無謀すぎ。

だからスプーンだったのだが、困難であることに、変わりはなかった。

それでも、介助無しで、やり続けた。

食事ひとつが、即、リハビリへ。

その信念の象徴みたいなものが、そのスプーンだったのだ。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
これからの一日が、あなたにとって良き日でありますように。

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